タカナシ乳業

アレルギー(アトピー)疾患
に関する研究

腸内環境とアレルギー

現在、先進国ではアトピー性皮膚炎の患者が増加しており、その中でも、新生児のアトピー性皮膚炎の急増が問題となっています。
原因はまだ不明な点がたくさんありますが、一つの仮説として、腸内環境が重要ではないかと考えられています。
現在は居住環境が衛生的になり乳幼児期に様々な細菌との接触が減少し、腸管に存在する免疫細胞が刺激を受けることが少なくなり、免疫システムが健全に発達していないのではと考えられています。

LGG乳酸菌による子供のアトピー性皮膚炎発症予防作用について

本人または家族にアトピー症状の履歴のある妊婦さんを次の2つのグループに分けました。一つは出産予定日2~4週間前からLGG乳酸菌入りのカプセルを摂取してもらい、さらに出産後も6ヶ月間はLGG乳酸菌を摂取するグループ(LGG乳酸菌投与群)、もう一つは出産前から同期間プラセボ(偽薬)を摂取するグループ(プラセボ投与群)。その2つのグループの新生児が2歳になるまでアトピー発症状況を観察するという臨床試験を実施しました。

その結果、LGG乳酸菌を摂取した妊婦さんから生まれた子どものアトピー発症率が23%(15人/64人)であったのに対し、プラセボを摂取したグループでは46%(31人/68人)という結果が得られました。これは、LGG乳酸菌を摂取することでアトピーの発症率が半分に抑えられたという画期的な報告です。妊娠中の女性が腸内環境を整えることは、自分のためだけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながることを示すものです。
[Kalliomaki et al. (2001) The Lancet 357, 1076-1079]

子供のアトピー性皮膚炎の予防に関する研究
妊娠中にLGG乳酸菌を摂取した母親から生まれた幼児は、摂取しなかった母親から生まれた幼児と比較すると、アトピー性皮膚炎の発症率が約半分にとどまりました。
アトピー性皮膚炎発症割合の比較※プラセボとは…薬効はないが、実験や臨床試験の際に対照剤として使用する偽薬のこと。

さらに追跡調査より、アトピー性皮膚炎におけるLGG乳酸菌の予防効果の持続性が報告されています。

アトピー性皮膚炎発症割合の比較

母親の腸内細菌の重要性

おかあさんの腸内環境が、子どもの将来の体づくりのために重要です。

母親がアトピー体質でも、妊娠中の食生活を通して、有用菌の多い整った腸内環境をつくることで、子どもは母親のアトピー体質を受け継がない可能性が高くなるという研究成果が報告されています。つまり、母親がよい腸内環境を保つことで、生まれてくる子どものよい免疫バランスをつくり出します。

妊娠・出産時期の母親の腸内環境は、子どもの将来の体質づくりに非常に重要な役割を果たすのです。
LGG乳酸菌のようなプロバイオティクスを摂取して、自然な形で健康な腸内環境が子どもに受け継がれるよう、心がけてほしいですね。

ページの先頭へ